お家ケア

春のトッピングご飯と薬膳茶

お家ケア

東洋医学では、春は「肝の季節」と言われ、冬や夏に体内にたまった余分な熱や湿気が、自然に排出される時期と考えられています。この浄化プロセスの中で、体からサインとして現れる症状があります。例えば、以下のような症状が出やすいです。

🔗春に気をつけること

皮膚のトラブル

・湿疹や発疹、赤み、かゆみなどが現れることがあります。

  → 体内の余分な熱や湿気が皮膚を通して外に出ようとするため。

神経・情緒の変調

・イライラ、不安、時には発作(てんかん発作のような症状)がみられることも。

  → 肝の働きが活発になり、気の流れが変化することで、情緒のバランスに影響が出るため。

目の不調

・目の充血、かすみ、疲れやすさなど。

  → 肝は目と密接な関係があるため、肝のエネルギーが変動すると、目にも影響が出やすいです。

アレルギー反応

・鼻水、くしゃみ、喉の違和感など。

→ 春は花粉など外部の刺激も加わるため、体が排出しきれなかった余分なものと相まって、アレルギー反応が出ることがあります。

これらの症状は、体が自然に浄化を進め、次の季節に向けてリセットしようとするサインと捉えられます。東洋医学では、これらのサインに気づき、体質に合った食事や生活習慣の改善でサポートすることが、健康維持に大切だとされています。

 

そこで、お家でできるケアとして、

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春が旬の野菜は、自然が新しいエネルギーをもたらすこの季節ならではの、フレッシュで栄養豊富なものが多いです。フードにトッピングしてあげると良いです♪

以下は、春に特に美味しくいただける代表的な野菜と、その特徴です。

1. 緑の葉野菜

ほうれん草

特徴・効果:ほうれん草は、肝の働きを助けるとされる酸味の性質があります。ただし、酸性のものは過剰に与えると犬の消化に負担がかかることがあるため、少量・必ず加熱調理(茹で汁は捨てる)で与えるのがポイントです。

春菊

特徴・効果:春菊は、ほろ苦さと冷性の性質を持ち、肝の余分な熱を冷ます効果が期待されます。犬が消化しやすいように、よく刻んだり、軽く火を通して与えると良いでしょう。

菜の花

独特のほろ苦さがあり、春の香りを感じさせます。

2. セロリ

特徴・効果

セロリは、爽やかな香りと冷性の性質を持ち、体内の余分な熱や湿気を除去し、肝の気の流れを整える働きがあります。犬の口に合うように、細かく刻んだり、加熱して柔らかくして与えると安心です。

3. 山芋

特徴・効果

山芋は、消化を助け、体全体のエネルギーの巡りを良くする効果があります。犬にとっても消化しやすい食材であり、肝の働きをサポートする一助となります。皮をむいてすりおろすか細かく刻んで、軽く加熱して与える方法がおすすめです。

わんちゃんに与える場合、食材は生のままだと消化しにくいことがあります。

適切に加熱調理したり、細かく刻んだりして、消化しやすい状態にしてあげてください。

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菊花とクコは、東洋医学でよく一緒に使われる人気の組み合わせです。以下のような効果や働きが期待されています。

1. 菊花の働き

余分な熱を冷ます

菊花は、特に肝の余熱を取り除き、体をすっきりさせる効果があります。

目の疲れやかゆみの緩和

目の疲れ、赤み、かゆみを和らげる作用があり、視力改善にも役立ちます。

2. クコの働き

肝と腎を養う

クコは、肝や腎に栄養を与え、体全体のバランスを整える効果が期待されます。

視力や免疫力のサポート

視力を保つ働きがあり、また抗酸化作用により免疫力を向上させるとされています。

3. 菊花とクコの組み合わせの相乗効果

視力改善と目の健康

菊花の熱を冷ます効果と、クコの肝腎を養う作用が合わさることで、目の疲れやかすみ、視力低下の改善が期待できます。

体内のバランス調整

菊花が余分な熱を取り除き、クコが体に栄養を与えることで、体全体のエネルギーの流れ(気の巡り)が整えられ、健康維持に寄与します。

4. 利用方法の例

菊花クコ茶

乾燥した菊花とクコをお湯に入れて淹れることで、手軽にこれらの生薬の効果を取り入れることができます。

薬膳スープや料理

菊花やクコを上記の料理を使ってスープに加えることで、日常の食事に取り入れる方法もあります。

食材や生薬にはそれぞれ働きがありますが、症状が出てしまってからすぐに効果が出るものではありません。

症状が出てこないように、愛犬の体質に合ったものを選んでいくことが大切です。

特に、毎年この時期になると、、、などの症状がある子は、早め早めに体に溜め込まないケアが必要です。

季節と体質に合ったケアを続けていくことで、病気を未然に防ぐことができます。

詳しく知りたい・愛犬の体質を見て欲しい!という方は、ぜひご相談くださいね♪